帰国生の高校入試
推薦入試
最近は私立・公立を問わずほとんどの学校が一般の入試に先行して推薦入試を実施しています。推薦入試では一般的な学科試験は行われず、内申書(調査書)、面接、作文・小論文などで審査されます。出願資格の一つである内申点(通知表の評定)基準は、9教科の評定の合計が「36以上」「40以上」など、受験する高校によって基準が異なりますが、各教科4以上の評定を求められることが多いです。いずれにしても、推薦入試においては、評価に値するほどの成績あるいは部活動経験、課外活動経験などが必要です。
■私立高校における推薦入試
難関私大附属高の一つである早稲田高等学院を例にとると、自己推薦入試の枠で200名もの人数を募集します。この人数だけでも学校側が推薦入試に力を入れていることがわかりますし、かなり記述量の多い志願書や1人あたり30分にわたる面接など、学科試験以上に学校側が力を入れて、優秀な生徒にぜひ来てもらいたいという思いが強く伝わってくるものです。今年度から慶應義塾女子高校も推薦入試を取り入れ、意欲的な生徒を取りたい意向を表明しています。
■公立高校における推薦入試
公立の進学上位校では推薦入試の倍率は一般入試よりはるかに高く、中学校の内申点の高い優秀な生徒が集まってくる傾向にあります。公立高校の推薦入試は「定員枠」があるため志願倍率が高くなってしまうのです。各都道府県のトップ校においては、評点が満点でも合格が保証されないという厳しい現状もあります。それでも推薦入試と一般入試の両方を利用すれば、公立高校を2回受験することも可能になりますし、学科試験の結果が合否を大きく左右する一般入試と異なり、面接や作文、特技などでアピールすることができるのも推薦入試のメリットです。
■専願と併願
基本的には、推薦入試を受験する場合はその高校が第一志望の生徒に限られますが、桐蔭学園高校などが実施している併願推薦は、推薦で合格しても他の高校との併願が可能です。